【PENGIN】
取材:土屋恵介
遂に1stアルバムが完成しましたね。
346
僕らが10代の頃から歌い続けてる「世界に一人のシンデレラ」から、今僕らが影響受けてる音楽、僕らの思いなどがチャンプルーされたアルバムになりましたね。
XICO
僕らの色がいっぱい詰まった、“これがPENGINです”って言える作品になったと思います。
DJ カットー
これまでシングルや、インディーズでやってたヒップホップとか、いろんな僕らが出せましたね。
いろいろ楽曲がありますが、エレクトロの「歩」は困難があっても前へ進んでいく大事さを歌った曲ですね。
346
これは、カットーがサビを持ってきた曲なんです。
DJ カットー
初めて作ったんですけど、サビ以外はふたりに協力してもらってできたんです。キャッチーなメロディーで、そこにスクラッチを入れたりして仕上げました。
Metisさんとの「島の願い」は、平和への強い思いが込められた曲ですね。
XICO
沖縄には戦争の悲惨な歴史もあって、それを忘れちゃいけないし、みんなに伝えたくて、同じ戦争の痛みを知ってる広島出身のMetisさんと一緒に歌って強いメッセージソングになりました。戦争という過ちを繰り返さないためにも、次の世代にもずっとつなげていけたらなって。
そして、ラテンサウンドの「乱舞~RANBU~」はXICOくんのソロ曲ですが。
XICO
情熱と僕の色を前面に出して、リリックは今の世の中への思いを吐き出すように書いたんです。みんなでひとつになって熱く生きていければ楽しくなるだろうってメッセージですね。あと、ライヴのイメージも重ねてます。
バラードの「帰り道」は346くんのソロ曲ですね。
346
恋愛モチーフですが、人との出会いと別れと成長を歌ってます。今までのPENGINのバラードとは違うものになればって作りましたね。
9年間の思いが詰まったアルバムのタイトルの“PENGIN HOME”には、どんな思いが込められているのですか?
346
僕らの新しい原点でもあるし、僕らのホームで一緒に楽しもうって意味も込められてます。それと、僕らにとっても聴く人にとっても、いつでも帰って来れる安らぎの場所になってくれたらなって思いもありますね。
では、アルバムを聴いてくれる人には、どんなふうに楽しんでほしいですか?
346
僕らの9年間の集大成的な作品になったと思います。完成して通して聴いた時にグッとくるものがあったんです。いろんなドラマが見えるし、僕らを昔から知ってる人、新しく出会う人、それぞれいろんな楽しみ方ができるアルバムだと思うので、ぜひ聴いてほしいですね。
XICO
PENGINの色を楽しみながら、僕らのメッセージを自分に置き換えて聴いてほしいです。あと、僕らがこのアルバムを出すまでの9年間に、たくさんの出会いと別れがあったんです。これまで出会った人、新しく出会う人への感謝の思いもあるので、そこも感じてもらえたらなって。
DJ カットー
いろんなジャンルの音が入った、PENGINの歴史が詰まったアルバムです。聴いて、楽しめて、また聴きたくなる1枚になったので、ひとりでも多くの人に聴いてもらって、いろんな人とつながっていけたらなと思ってます。