L→R 河井純一a.k.a NAUGHTY BO-Z(Produce&Composer)、 片桐舞子(Vo)

L→R 河井純一a.k.a NAUGHTY BO-Z(Produce&Composer)、 片桐舞子(Vo)

【MAY'S】僕らにとっても、ファンに
とっても大事なポジションの曲

MAY'S が届けてくれた今年の冬ソングは、ファンを思って作ったというハートフルなナンバー。そこには“聴いてくれるみんなを元気にしてあげたい”というふたりの想いが込められていて、ハッピーなカップリング曲も含め、温かい一枚に仕上がっている。
取材:石田博嗣

「ONE LOVE ~100万回のKISSでアイシテル~」はゴスペル風のナンバーになってますが、もともとはどんな曲を作ろうと?

舞子
今ってラブソングが注目されている時代だったりするじゃないですか。MAY'Sとしてもメジャーデビュー以降、大切な人に向けてのラブソング…失恋だったり、片想いだったりをいろんな角度からとらえて、愛の歌っていうものを自分たちなり表現してきたんですけど、今回は“愛の歌”っていうよりかは、“愛”そのものを歌ってみようって。恋人だったり、家族だったり、友達だったりに対する愛…だから、愛の歌の中でも、とても大きなテーマで作りましたね。あと、“音楽を通してみんなにパワーを与えたい”とも思っていて…私たち自身もファンの人たちに支えられてきたので、聴いてくれるみんなを元気にしてあげられる曲っていうか、そういうパワフルな曲を届けたいという想いもあったんですよ。だから、“こういう感じの曲を作ろう”っていう以前に、ファンの人たちに届けられる曲っていうのが大前提にありました。

それでゴスペル調なものに? 歌唱法的なことではなく、“みんなで歌う”というところでゴスペルのテイストが生きていると思ったのですが。

舞子
そうですね。MAY'Sってふたりだけで1曲を頭から終わりまで完結できてしまうことが多いんですけど、この曲を一番伝わるかたちで表現したいと思った時に、いろんな人の温かみを入れたいと思ってたんですよ。だから、ストリングスや生のピアノを入れて…生楽器を今まで以上に使っているし、コーラスワークも今までは自分で全部歌っていたんですけど、今回はプロのミュージシャンやスタッフにも参加してもらって、みんなで歌ったんですね。そういう人の温かみみたいなものが、この曲にはふんだんに盛り込まれてます。

ゴスペルパートになるところは、まさに人の温もりを感じさせますね。舞子さんのフェイクも気持ち良さそうですし。

舞子
ライヴで“みんなで一緒に盛り上がろう!”ってなる感じを、CDの時点で感じられるものにしたいと思ってたので、そういうものが作れたかなって思いますね。フェイクもすごく気持ち良かったです。みんなが支えてくれている中で歌ってるような感じで。
河井
そういう意味では、ライヴ感みたいなものが今までで一番出ているかもしれないですね。フェイクの部分にしても、いつもだったらキッチリ作り込むんですけど、一発OKだったというか、わざとそのテイクを使ったりしていて…実はピアノもよく聴くと人間味が出すぎてて、ミスタッチとかもあるんですけど(笑)、あえてそういうテイクを使ってるんですよ。合唱のゴスペルパートの部分も、大きなレコーディングルームに15人ぐらいが入って歌ってるんで、上手い人もいれば下手な人もいるし、クラップもバラらけてたりするんですけど、それもそのまま使ってます。MAY'Sはライヴアーティストだっていう自負もあるので、ライヴの絵を想像してもらえるんじゃないかなって思いますね。

そして、歌詞なのですが、すごくシンプルですよね。

舞子
シンプルすぎて説明しずらいっていうか、歌詞を見てもらったほうが早い(笑)。恋愛の曲って対象となる相手がいて成り立つんで、その相手の人に対してどんな恋をしているのかを具体的に書いていくんですけど…もちろん、今回の曲も相手はいるんですけど、その人がどんな人なのかを書いていくんじゃなくて、その人を思っている気持ちを書く感じでした。きっと、聴いてくれる人みんなに当てはまるというか、みんなが好きな人に対しての気持ちとして、この言葉たちをそのまま受け止めてくれるんじゃないかな。そういう曲にしたかったので、かつてないぐらいにシンプルにしたってのはありますね。
河井
“誕生日には 手紙を書こう クリスマスには プレゼントをしよう”って、すごい当たり前のことを書いていてるんですけど、それって忘れてちゃいけない部分だと思うんですよ。いつもなら “この言葉の裏にはこんな意味があって~”っていう言葉遊びをしてたりするんですけど、今回はスタンダードというか…ほんとシンプルですね。

カップリングの「Happy Christmas」も温かい曲ですが、こちらはどんな曲にしようと?

舞子
このタイミングでしかクリスマスをテーマに書けないってことで、MAY'Sとして初めてのクリスマスソングを作ったわけですけど…クリスマスって誰にでもやってくる年に1回の特別な日じゃないですか。いくつになってもサンタさんからプレゼントをもらえる権利はあるはずだから、落ち込んでいても、嫌なことがあっても、恋人がいなくてひとりだとしても、ハッピーに過ごす方法が必ずあるよって。ひとりで寂しかったら、私たちと一緒に過ごそうよっていう、私たちからのクリスマスプレゼント的な曲になればいいなと思って作りました。
河井
現実のクリスマスって恋人と過ごす人もいれば、家族と過ごす人やひとりで過ごす人もいて、いろいろあると思うんですけど、子供の頃に描いていたクリスマスのイメージって、すごくキラキラとしていて夢みたいな日だと思うんですね。そんな、みんなの頭の中にあるステレオタイプのクリスマスを曲にした感じですね。

そんな2曲が入っている今回のシングルは、冬向けの温かい作品になりましたね。

河井
ちょうど1年前に出した「KISS ~恋におちて...冬~」は、どちらかと言うと冬の曲の中でも寒くなる曲っていうか…まさに冬っぽい曲だったんですね。前回がそういう曲だったんで、今回は冬に聴いて温かくなるものにしたいと思ってたんで、ハッピーな仕上がりになりましたね。
舞子
ここまで温かい冬の曲っていうのも、今までと違った一面になると思うし…ほんと、「ONE LOVE」は聴いてくれるみんなのことを常に頭に思い浮かべてながら作った曲なので、そういう意味でも今までと違う愛の歌ができたと思いますね。冬らしい一枚だし、みんなにも元気になってもらえる一枚になったと思います。
河井
面白いことにMAY'Sって、ハッピーな曲ほどファンの人たちが泣くんですよ。だから、ハートフルな「ONE LOVE」って僕らにとっても、ファンにとっても大事なポジションの曲だと思います。
「ONE LOVE 〜100万回のKISSでアイシテル〜」
    • 「ONE LOVE 〜100万回のKISSでアイシテル〜」
    • KICM-1298
    • 2009.11.25
    • 1200円
MAY'S プロフィール

メイズ:ヴォーカルの片桐舞子とトラックメイカーの河井純一によるユニット。2005年、インディーズでミニアルバム『Drawing』をリリース。キャッチーな楽曲が支持を受け、08年にメジャーデビュー。数々のアーティストとのコラボをはじめ、それぞれのソロ活動など幅広く活動を行なっている。MAY'S オフィシャルHP
MAY'S オフィシャルFacebook
MAY'S オフィシャルTwitter
MAY'S オフィシャブログ

OKMusic編集部

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