【+Plus】
8月にデビューを果たした+Plusの新曲はウインターラブソング。ポジティブなメッセージを届けた前作同様、バラードだが力強く、心温まる楽曲に仕上がっている。
取材:土内 昇
ホームページをチェックしたのですが、精力的にライヴ活動をやられてますよね。その中でバンドも変わってきましたか?
永井
これだけやってるんだから、逆に変わらないとマズい(笑)。最初の頃よりも自分たちを客観的に見れるようになったし、前のライヴを踏まえて“次はこうしよう”と4人で話し合うことも多くなりましたね。次につながるライヴっていうものを意識するようになったんで、そこが大きな成長だと思います。
岩元
ステージ上で動けるようになってきたし、ライヴが良くなっているのは、周りの反応で分かりますね。あと、ステージ上でのみんなの一体感も出てきたんじゃないかと思います。
では、2ndシングル「雪道」についてですが、これは最初から冬の曲を作ろうとしたのですか?
MOTO
冬の定番みたいな曲が欲しいっていうことはずっと言ってて…その時は2ndシングルが冬にリリースされるとか、この曲になるっていうのは決まってなかったんですけど。
永井
うん。冬の曲だけど、+Plusらしい心が温かくなる曲にしようっていう話はしましたね。それでMOTOがメロディ?を作って、4人で歌詞を書きました。
小谷
4人それぞれで歌詞は書くんですけど、そこで共通するものを探して、そこからさらに肉付けしたりして、結果的にこうなったっていう感じですね。
MOTO
歌詞が乗ってメロディーがまた変わる…メロディーだけだと音でしかないので、そこに歌詞が乗ることでの言葉のアクセントを考えて変えたりしてます。でも、Aメロみたいにリズムがあって喋るような感じの部分があったり、サビはドーンと4人みんなで歌う…そういう流れは、前作「日向に咲く夢」の頃から+Plusのスタイルとして固まってますね。
他に曲作りでこだわった点は?
MOTO
イントロにあるAメロでもBメロでもサビでもない部分がこだわったというか、自分でも気に入っているところですね。そのパートを入れたことによって流れがスムーズになったし、Aメロの喋るようなところも引き立ったと思うし。で、サビを4人で歌うっていうのは、“みんなで歌って、聴いてくれる人に届けたい”っていう僕らの中でのこだわりでもあるので、歌が届くように極限まで音数を減らしたし、聴き流されないように譜割りとかでも味付けをして…“君を?”の“を”の部分の音のレンジを離すとかして、歌ってて力が入るものにしました。
その歌に関しては、今回はどのようにして?
永井
前回と同様で4人それぞれが歌って、曲の雰囲気に一番合う人をピックアップするという感じでした。
MOTO
やっぱり一番聴かせたいのはサビなので、誰が一番しっくりとくるのかってことで、健さんが曲の雰囲気を表しているってことになって、そこを基盤にして考えていきました。
小谷
下のハモリが強いほうがいいんじゃないかってことで、前回は主旋律を歌ったんですけど、今回は僕とトモが下を歌ったんで、またちょっと違ったものになったと思いますね。
作品的にも3曲3様で、いろいろな面が出せましたね。
岩元
まだやりたいことはいっぱいありますけど、今の段階での僕らができることが詰め込めたと思います。
小谷
せっかく12月にリリースされるので、この「雪道」も山下達郎さんの「クリスマス・イヴ」みたいにクリスマスの定番ソングになるとうれしいですね。他の2曲もライヴに来てもらえれば、“「FLY」でタオルを回すんだ!”とか楽しめると思います。
アーティスト