写真左から、NARGO(Tp)、北原雅彦(Tb)、GAMO(Ts)、谷中 敦(Bs)、沖 祐市(Key)、川上つよし(Ba)、加藤隆志(Gu)、大森はじめ(Per)、茂木欣一(Dr)

写真左から、NARGO(Tp)、北原雅彦(Tb)、GAMO(Ts)、谷中 敦(Bs)、沖 祐市(Key)、川上つよし(Ba)、加藤隆志(Gu)、大森はじめ(Per)、茂木欣一(Dr)

【東京スカパラダイスオーケストラ】
20周年を締め括る宴会アルバムです!

デビュー20周年イヤーの最後を飾る本作は、ゲストヴォーカルを迎えた3曲を含む最高にバラエティー豊かな作品。ハッピーなグルーブが全体を貫く、キャリア屈指の自信作の完成だ。
取材:宮本英夫

今回のアルバムは、例えて言うならとても社交的な曲が多いなと思いました。とてもフレンドリーで、キャッチーで、にぎやかな曲が多いので。

川上
そうですね。どっちかと言うと前作の『PARADISE BLUE』がコアな感じだとしたら、こっちはもう宴会みたいな感じ?(笑)

あはははは。まさに!

川上
2作で20周年みたいなイメージで。『PARADISE BLUE』がわりとコアな初心に戻った感じの作品だとしたら、今回の『WORLD SKA SYMPHONY』はパッと明るく、景気良くいこうと。ゲストも呼んで、“ちょっと飲んでけよ”みたいな。
NARGO
それでヴォーカリストが3人飲みに来たという(笑)。
川上
Crystal Kayちゃんは間違って呼ばれたと(笑)。おっさんの宴会に足突っ込んじゃった。
NARGO
間違ってないですよ(笑)。でもね、Crystal Kayさんは本当に気合入れて来てくれて、うれしかったなぁ。

どういうきっかけでやることになったのですか?

川上
彼女はもう、デビュー当時からうちの沖 祐市(Key)が大好きで、“こんなに歌が素晴らしい人が出てきた”って言ってて。「ずっと」は僕の中でのテーマは大和撫子なんですよ。沖とかが言ってたのは、彼女は英語もペラペラなんですけど、“日本語が綺麗だ”って。なので、今回あえて英語をひとつも入れずに。詞の内容もわりと大和撫子なんですよね、古風な女性というか。
NARGO
うんうん。確かに。
川上
レコーディングがまたすごくて。こっちはもう“それでOKです”って言うのに、本人が“いや、もっとやらせてください”って。2時から始めて10時ぐらいまで歌ってましたからね。
NARGO
ニュアンスで“お願いだから直さないでください”っていう場所がいくつかあったので、そこは残してもらって。
川上
“もうちょっときちっと歌いたいんです”“いや、今のこのニュアンスがいいので変えないでください!”って、こっちがお願いするぐらい。脱帽でしたね。“すいませんでした!”って(笑)。

あとふたりのヴォーカリストは、シングルになった「流星とバラード」を歌っている奥田民生さんと、「君と僕」を歌う斉藤和義さんですが。

川上
和義くんとは結構仲が良くてですね。まず「君と僕」という曲が、スカパラの中ではすごく大きい曲で、デビュー以来ずっとライヴでいろんなバージョンをやってるんですよ。で、今回20周年の締め括りになるようなアルバムを作るにあたって、20年前の僕らにとってすごく大事なナンバーに、歌詞を付けて歌ってもらったらいいんじゃないかと。で、パッと浮かんだのが和義くんだった。
NARGO
全員、意義なし。
川上
面白かったのは、ギターを持って歌ってたんですよ。持たないと落ち着かないらしく。自分のレコーディングでもそうだって言ってたよね。
NARGO
面白いですよね、ヴォーカリストの人って。みんな独特ですよね。
川上
民生さんは立って歌ってて、途中で“ちょっと座って歌ってみる”って言って、そこからまた良くなった。
NARGO
“俺、座ったほうが声が太いんだよな”って。それでマイクのセッティングを変えて、座って歌ったら、“確かに太いわ”って。
川上
「君と僕」の歌詞は1番が20年前のことで、2番が今のことを歌ってるんですよ。“君と僕”っていうといろいろ想像できますけど、この歌詞でいくと、男女というよりは男の友情的なことですね。誰かが言ってたけど、“20年以上生きて来た人なら誰でも、これはグッとくるんじゃないか”“こういうことを思う瞬間があるんじゃないか”って。

ドラムサウンドがすごく独特ですけど、これは?

川上
これはね、アレンジをどうしようかという話になった時に、俺が何気なく“ドラムはスタジアム系でしょ”って言ったら、欣ちゃん(茂木欣一)がすごい反応して。
NARGO
“それだー!”って(笑)。
川上
それでスタジアムで叩いてるような“ズッ、ターン!”っていう音に。欣ちゃんの中では東京ドームなんですよ(笑)。

20周年イヤーを締め括る、にぎやかなアルバムのラストにふさわしい、切なくも力強い曲だと思います。

NARGO
バリエーションが出ましたね、今回は。ゴッタ煮感というか、やっぱりスカパラはこういう感じなのかなと。だって、Crystal Kayちゃんの曲と同じアルバムに入ってるのが不思議だなっていう曲があると思いますよ。
川上
特にその前後とかね(笑)。
NARGO
“同じバンドがやってるの?”って。結構すごいバリエーションだと思いますよ。

外に持ち出して聴いても楽しいと思います。

川上
いいですねぇ。3月だし、花見とかにね。

アルバムタイトルの“WORLD SKA SYMPHONY”というのは?

川上
ちょっと馬鹿馬鹿しくも派手な感じということで、これがぴったりじゃないかと。
NARGO
スカパラの、大げさタイトルシリーズ(笑)。
川上
ちょっと何か、ナメてるというか(笑)。
NARGO
いいと思います、そういうの。

そして、アルバムのリリース後にはライヴがありますね。

NARGO
そうですね、両国国技館のライヴが20年の締めですね。
川上
まさに宴会です。
NARGO
そして、東京体育館が21年目の始まりです!
東京スカパラダイスオーケストラ プロフィール

“トーキョー・スカ”と銘打って超ハイ・テンション&ゴージャスなパフォーマンスを繰り広げ、その裏打ちサウンドで老若男女を興奮のるつぼに誘い込む東京スカパラダイスオーケストラ——愛称“スカパラ”。
85年より活動開始。ゲリラ的な路上パフォーマンスやライヴハウス行脚を行い、90年にアルバム『スカパラ登場』でメジャー・デビューを果たした。以降、『グランプリ』(95年)、『トーキョー・ストラット』(96年)、『ARKESTRA』(99年)といった名盤をコンスタントに発表。豪華絢爛なホーンと地鳴りをたてんばかりのリズムが織り成す最高級グルーヴは、いかがわしいエロスとキマリまくりの男気満載だ。また、強烈な殺傷能力をたたえながら、歌モノからインストまでを自在に手掛ける手腕は、さすが長年のキャリアに裏づけされている。
メンバーの加入/脱退、クリーンヘッド・ギムラ(vo)の死去(95年4月)、青木達之(dr)の不慮の事故による急逝(99年5月)といった不測の事態に見舞われながらも、シーンになくてはならない存在として邁進し続ける。東京スカパラダイスオーケストラ オフィシャルHP(アーティスト)
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OKMusic編集部

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