【A(c)】最初はいびつでも、だんだん
綺麗なハートになればいい
取材:ジャガー
余分なものを削ぎ落として辿り着いた純度の高い“熱”を詰め込んだ『symmetry』。1曲目の「涙色トレイン」から掴みは完璧!!といった、スピード感とバンドサウンドに気分も高まる。
アダルティーな雰囲気を漂わせる「反動と振動」は、歌声や一音一音の質感に色気がある。そして、最後で一気に爆発するドラムとベースのリズム隊がいっそう曲の良さを引き立たせる。
違うものを受け入れることが一番の愛情じゃないかと気付かされた「シンメトリー」で、本作は心地良いエンドロールを迎える。