【KEYTALK】『「KTEP COMPLETE」発売
記念ワンマンライブ』2016年7月27日
at Zepp DiverCity Tokyo

撮影:後藤壮太郎、梅田慎之介/取材:フジジュン

 オープニングでスクリーンに映ったのは、KEY
TALKが2011年11月に下北沢SHELTERで行なった初ワンマン本番直前の楽屋の風景。初々しさの残る4人が意気込みを語りステージに向かうと、Zepp DiverCity Tokyoのステージに4人が登場。初ワンマンでも1曲目に演奏した「アゲイン」でライヴが始まる。インディーズ時代のシングル4枚をまとめた『KTEP COMPLETE』のリリースを記念して行なわれた、この日のワンマン。小野武正(Gu&Cho)の“今日はインディーズ時代の曲しかやりません”の宣言通り、「太陽系リフレイン」「S.H.S.S」といった今もライヴで活躍する曲から、「東京Star」「happy end pop」など“何年もやってない”と語ってた曲まで、事務所のKOGA社長が考えたセットリストで攻めのステージが進む。ステージを観て思ったのが、これら一曲一曲が現在のKEYTALKを形成する重要な要素になっているということ。そして、現在の技術とパフォーマンスで披露した時、曲の良さがより際立って聴こえるということ。ライヴで初めて聴く曲、あまり聴き慣れない曲も両手をあげて楽しそうに体を揺らす観客の姿がそれを証明していた。会場中の大合唱が起きた「MABOROSHI SUMMER」で本編を締めると、アンコールではミッキー風の衣装をまとった巨匠(寺中友将/Vo&Gu)が登場し、『ROCK IN DISNEY ~Season of the Beat』収録の「ミッキーマウス・マーチ」を披露。さらにKOGA社長をヴォーカルに迎えての「物販」がカオティックな空気を生み出して終演。KOGA社長のKEYTALKへの愛も多分に感じる、熱く激しく温かい夜となった。

セットリスト

  1. アゲイン
  2. 祭りやろう
  3. 太陽系リフレイン
  4. S.H.S.S.
  5. A型
  6. Color
  7. おはようトゥエンティ
  8. 東京Star
  9. amy
  10. その一歩
  11. a leaf
  12. orange and cool sounds
  13. happy end pop
  14. マキシマムザシリカ
  15. 桜の風吹く街で
  16. アーカンザス
  17. UNITY
  18. zero
  19. ストラクチャー
  20. fiction escape
  21. MABOROSHI SUMMER
  22. <ENCORE1>
  23. ミッキーマウス・マーチ
  24. a picture book
  25. トラベリング
  26. <ENCORE2>
  27. 物販
KEYTALK プロフィール

キートーク:2009年7月に結成。KOGA RECORDSより2枚のミニアルバムと1枚のフルアルバムをリリース。2013年11月にGetting Better/ビクターよりシングル「コースター」でメジャーデビュー。以後日本全国のさまざまな大型フェスに出演。15年5月には3rdアルバム『HOT!』をリリースし、オリコン総合チャート4位にランクイン。同年10月には初の日本武道館単独公演を成功させた。KEYTALK オフィシャルHP

OKMusic編集部

全ての音楽情報がここに、ファンから評論家まで、誰もが「アーティスト」、「音楽」がもつ可能性を最大限に発信できる音楽情報メディアです。

新着