【WEAVER、Halo at 四畳半、LONGMAN
】『日本工学院 ミュージックカレッ
ジ presents 「epilogue」』2017年1
月28日 at 赤坂BLITZ
【STUDENT REPORT from 日本工学院専門学校コンサート・イベント科】
PA、照明、制作など音楽業界を目指す学生たちの2年間の集大成として行なわれた本公演の1番手は、人気急上昇中のLONGMAN。男女ツインヴォーカルという武器を活かし、表現の幅の広い、瑞々しく弾けるようなパフォーマンスを披露した。“LONGMAN、始まる!”と威勢のいい挨拶から始まったライヴは、30分間に11曲を演奏するという圧巻の勢い。始まるや否や「IN THIS WAY」でオーディエンスの熱気は最高潮に達する。よりきさわ(Gu&Vo)とひらいひろや(Ba&Vo)の高音男女ヴォーカルは互いの声を引き立たせ、さらにそれが力強い演奏とともに昇華され、熱と迫力に変わりオーディエンスへと届く。最高のスパイラルが巡っていた。
2番手はHalo at 四畳半。やさしく柔らかな空気で満たされるような演奏が繰り広げられた。「リバース・デイ」では現実と空想を行き来するような文学的な世界観が表現されていて、音に感情があるのでは?と想像をしてしまうくらい胸が締め付けられる演奏だった。“夢の価値はスケールの大きさで決まるわけじゃない”。冷静な語り口だがものすごい熱量を持つ渡井翔太(Vo&Gu)の言葉は、オーディエンスの心を掴んで離さない。また、「モールス」でのオーディエンスとのシンガロングは音楽に温められ、救われた人たちを具現化しているようだった。自分が何を求め生きるのかを、全てのものに対する決定権は自分にあることを、再認識できたライヴだった。
3番手はWEAVER。ピアノロックバンドとして人気を誇る彼らのパフォーマンスが魅力的な理由は、オーディエンスやスタッフとの距離感にあると感じた。「Welcome!」の華やかなサウンドが会場を陽だまりのように温かな空間に仕上げると、その温かな空気から一変、妖しげなイントロから独特な雰囲気を醸す「クローン」では奥野翔太(Ba&Cho)が際立ってサウンドを作り出し、3人の危うげな均衡に魅了された。照明と連動したパーカッションバトルでは、オーディエンスだけでなくスタッフまでをも巻き込み、全員で空間を作り上げる。さまざまな課程・人間全てを引っくるめて自分たちのライヴなんだということを体現してくれたステージは、最後の最後まで笑顔と歓声が止まず、エンドロールの最中も拍手が止むことはなかった。
3組が繰り広げた魅惑的なライヴーー“epilogue”を観覧した全ての人たちへきっとお届けできたのではないだろうか、これからの未来を綴る私たちの“prologue”を。
PA、照明、制作など音楽業界を目指す学生たちの2年間の集大成として行なわれた本公演の1番手は、人気急上昇中のLONGMAN。男女ツインヴォーカルという武器を活かし、表現の幅の広い、瑞々しく弾けるようなパフォーマンスを披露した。“LONGMAN、始まる!”と威勢のいい挨拶から始まったライヴは、30分間に11曲を演奏するという圧巻の勢い。始まるや否や「IN THIS WAY」でオーディエンスの熱気は最高潮に達する。よりきさわ(Gu&Vo)とひらいひろや(Ba&Vo)の高音男女ヴォーカルは互いの声を引き立たせ、さらにそれが力強い演奏とともに昇華され、熱と迫力に変わりオーディエンスへと届く。最高のスパイラルが巡っていた。
2番手はHalo at 四畳半。やさしく柔らかな空気で満たされるような演奏が繰り広げられた。「リバース・デイ」では現実と空想を行き来するような文学的な世界観が表現されていて、音に感情があるのでは?と想像をしてしまうくらい胸が締め付けられる演奏だった。“夢の価値はスケールの大きさで決まるわけじゃない”。冷静な語り口だがものすごい熱量を持つ渡井翔太(Vo&Gu)の言葉は、オーディエンスの心を掴んで離さない。また、「モールス」でのオーディエンスとのシンガロングは音楽に温められ、救われた人たちを具現化しているようだった。自分が何を求め生きるのかを、全てのものに対する決定権は自分にあることを、再認識できたライヴだった。
3番手はWEAVER。ピアノロックバンドとして人気を誇る彼らのパフォーマンスが魅力的な理由は、オーディエンスやスタッフとの距離感にあると感じた。「Welcome!」の華やかなサウンドが会場を陽だまりのように温かな空間に仕上げると、その温かな空気から一変、妖しげなイントロから独特な雰囲気を醸す「クローン」では奥野翔太(Ba&Cho)が際立ってサウンドを作り出し、3人の危うげな均衡に魅了された。照明と連動したパーカッションバトルでは、オーディエンスだけでなくスタッフまでをも巻き込み、全員で空間を作り上げる。さまざまな課程・人間全てを引っくるめて自分たちのライヴなんだということを体現してくれたステージは、最後の最後まで笑顔と歓声が止まず、エンドロールの最中も拍手が止むことはなかった。
3組が繰り広げた魅惑的なライヴーー“epilogue”を観覧した全ての人たちへきっとお届けできたのではないだろうか、これからの未来を綴る私たちの“prologue”を。
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