【7!!】ここが第2のスタート地点!
新たな7!!が今始まる!
前回のシングル「メロディ・メーカー」が好評の7!!が、9thシングル「スタートライン」と、待望の2ndアルバム『STARTLINE』をリリース。結成10周年を迎え、今一度原点を振り返りつつ、今後の活動も見据えた、チャレンジの詰まった作品になった。
取材:榑林史章
「スタートライン」は、ヨーイドン!の瞬間、これまでの努力を振り返りながら、今まさに駆け出そうとしてる勢いが感じられて、本当にグッと胸に響きました。
MICHIRU
僕らは今年結成10周年で、この10年やってきて思ったことや感じたことを曲にしようと思って、まさにヨーイドン!の瞬間というイメージで書き始めました。冒頭の歌詞ではスタート地点に着いて、目を閉じて今までのことを振り返っている主人公を思い浮かべていて。同時に、ライヴが始まる直前のことも重ねています。ライヴの前は緊張するんですけど、目を閉じて今まで練習してきたことなど振り返ったり、いろいろ考えて自分を落ち着かせるんです。そんな様子も想像しながら書いていきました。
ストリングスから始まるイントロが楽曲をすごくドラマチックなものにしてくれていますね。
KEITA
初めて聴かせてもらった時は、“おっ、ストリングスが鳴ってる! なんだこの曲は! 出だしがオイシイじゃないか!”って(笑)。でも、バッキングはギターが歪んでいたりとか、すごくバンドっぽいし。自分たちのことながら、いいアレンジだし、いい曲だなって思いました。
MAIKO
タイトルが“スタートライン”だし、この曲を通して改めて、この10年間のドラマーとしての歩みと向き合った気がしました。ドラムと出会ったばかりの時とは、感じ方も気持ちの込め方、グルーブの出し方、今見えている世界がまったく違っていて。ここからまた私の新たなドラム人生が始まるんだ!という気持ちです。
NANAEさんは、どんな気持ちで歌いましたか?
NANAE
自分の声のレンジともハマりが良くて、歌っていても気持ちいいし、きっと聴いてくれる方も気持ち良さを感じてくれると思いますね。でも、レコーディングには結構時間をかけていて。一見、サラッと歌っているようですが、1曲の中にすごくいろんな感情を込めています。悔しさだったり、新たなスタートを切る前向きな気持ちだったり。Aメロ、Bメロ、サビ、Dメロで全て違った表情で歌っているので、プロデューサーと何度も聴き直しながらやって、実はテイク23までかかってしまったんです(苦笑)。
普段は、何テイクくらいまで録るのですか?
NANAE
多くてもテイク10くらいです。“パンチイン”と言って、1部分だけを歌い直して差し替えることもできるんですが、なるべくそれはやりたくなくて…やっぱり、1曲丸ごとガッツリ気持ちを込めて歌ったものを、みんなに聴いてほしいから。テイク23は、さすがに疲れましたけど(苦笑)。頑張った分、たくさんの方に聴いてほしいですね。
カップリングの「サンライト」はホーンが入ったスカパンクで、海や太陽を感じさせる爽快な楽曲ですね。
MAIKO
これはバンドを結成したばかりの高校生の時、三ツ矢サイダーのオーディションに応募するために作った曲です。結果グランプリをいただいて、沖縄限定で三ツ矢サイダーのCMで流れたり、初めてレコーディングしてCDにもなった曲なんですけど…演奏力が笑えないくらいヤバくて、もうこの曲はやらないことにしようって(苦笑)。
NANAE
黒歴史として、ライヴでも封印していたんです。
KEITA
それをプロデューサーが掘り返して。この曲によって僕らのバンド人生が始まった、つまり僕らのスタートラインだからって。メンバー全員猛反対だったんですけどね(笑)。
MICHIRU
もともとは3コードでストレートな曲調だったんですが、初めてスカパンクに挑戦することで、自分たちの成長を見せることができました。結果、やってすごく良かったと思っています。
NANAE
改めて、原点の気持ちを思い出すこともできましたし。この曲にはすごく感謝しています。
8月13日にはそんな2曲も収録した、アルバム『START LINE』がリリースされますね。どういうアルバムになりましたか?
KEITA
バンドを結成して10年、まさに新たなスタートラインに立ったと思えるアルバムです。今までやったことのない曲やアレンジに挑戦したし、これからもっと成長していけるんだという姿を、みなさんに感じてもらえる一枚になったと思います。オーケストラで始まる「スタートライン」をはじめ、16ビート、シャッフルビートなど、1枚目のアルバムでは表現できなかった曲調が満載ですね。
NANAE
前回はデビューからの3年間に出したシングルが、そのまま収録されていて、3年間の成長過程が分かるものになっていました。でも、今回は全てこのアルバムのためにレコーディングしたので、その点が大きく違いますね。確かに大変な部分もあったけど、その過程で分かったこともたくさんありました。今後の曲作りやライヴに向けて、すごく大きなものを得た制作だったと思います。
MAIKO
最悪なことは、レコーディングの当日にアレンジが変わって。でも、人間って必死になれば、何でもやれるんだなって(笑)。そういう意味では、このアルバムを作ったことで、自信を持つことができました。大変な制作だったからこそ、たくさんの人に聴いてほしい気持ちが強いです。
MICHIRU
1stアルバムの『ドキドキ』は、以前の僕たちを詰め込んだ一枚。2枚目となる今回は、今後僕たちが進むべき道を、指し示してくれているアルバムだと思いますね。
通常盤のボーナストラックには、1stアルバムに収録の「弱虫さん」を沖縄という原点に戻ったかたち、“うちなーVer”で収録していますね。
MAIKO
沖縄出身の三線奏者である宜保和也さんに参加していただいて、宜保さん指導のもと、自分たちでお囃子を歌って入れたんです。これは、すごく楽しかったです。
NANAE
結成10周年でもあるので、今回いろんなことに挑戦しました。8月に始まるツアーのファイナルが沖縄なので、地元でうちなーVerの曲を披露するのが、すごく楽しみです!
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「スタートライン」2014年07月30日発売Epic Records Japan
- 【完全生産限定盤(DVD付)】
- ESCL-4252~3 1944円
- 【期間生産限定盤】
- ESCL-4254 1080円
- ※2014年9月末までの期間限定出荷
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『STARTLINE』2014年08月13日発売Epic Records Japan
- 【初回生産限定盤(DVD付)】
- ESCL-4255~6
セブンウップス:2004年、高校2年の時に結成した沖縄出身・在住の男女4ピースバンド。バンド名の由来はヴォーカルのNANAE(ナナエ)の名前を“7(ナナ)”と“エッ!!”に分け、それぞれを英語に訳した“seven”と“oops”をつなげたもの。11年、映画『高校デビュー』主題歌「フォーリン・ラブ」でメジャーデビュー。結成10周年を迎える14年、2ndアルバムリリース、渋谷公会堂の初ホールワンマン後、全国ツアーを開催と精力的に活動。7!! オフィシャルHP
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