【BRAHMAN】『2012 TOUR 「露命」』
2012年11月8日 at Zepp DiverCity T
okyo

撮影:Tsukasa Miyoshi/取材:宮本英夫

 一度でも体感すれば分かる。類を見ない、それを。メンバーは格闘家のような、もっと言えば戦士のようなオーラを身にまとい、裂帛の気合で会場を震撼させる。“今ここにある瞬間。全身全霊。BRAHMAN始めます”。TOSHI-LOW(Vo)の言葉を皮切りにあふれ出すのは、新旧さまざま、変拍子や複雑な構成を多用する名曲の数々で、しかもほぼ全てがノンストップ。猛烈な速さと人の多さに観客は踊ることもままならず、ただ流れるように揺れるのみ。後半、客席に飛び込んだTOSHI-LOWが人の波の上で歌い、そのまま長く語り出した。時折ユーモアを交えながら熱く問いかけるメッセージ…もちろん震災以降の活動のことに、深い共感が会場を包むシーンは、ライヴというよりは集会のようだ。はっきりと言う。こんなライヴは絶対に他にはない! 来年2月には、5年振りのアルバムがリリースされる。
BRAHMAN プロフィール

ブラフマン:1995年、都内を中心にライヴ活動をスタート。96年に『grope our way』を発表(現在廃盤)。1stアルバム『A MAN OF THE WORLD』がインディーズ史上、異例の60万枚以上のロングセールスを記録。シングル「deep/arrival time」でメジャーデビューを果たす。徹底した激しいライヴスタイルとその存在感は他の追随を許さないバンドとして、熱狂的にオーディエンスやバンドから支持されている。21年Zepp ツアー『Tour 2021 -Slow Dance-』と連動したコンセプチュアルな作品「Slow Dance」を9月22日にリリースする。BRAHMAN オフィシャルHP

OKMusic編集部

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