【WANIMA】毎回世界に向けて発信して
る感覚
大きな音を出したいからバンドでやって
る
今回、アルバムを作る上で意識したことは？
松本
バンドをやってるけど、好きな音楽はたくさんありますからね。バンドを毛嫌いしてる人にも聴きやすいように作りたかったです。ライヴハウスは大好きだけど、もっと多くの人に届けたいし、多くの人に聴いてほしい。民放のテレビも攻めたいし、アイドルともやりたい…
えっ？
藤原
アイドルと共演したいってことよね？（笑）
松本
そうそう、エッチじゃないですよ！ バンドの世界からさらに外へ飛び出したい。いいものはいいって、認めてもらいたい。だから、歌はポップだと思います。でも、大きな音を出したいから、バンドでやってるんですよ。バンド好きな人はもちろんですけど、毎回世界に向けて発信してる感覚なんですよ。いろんな人に届け！と思ってるから。
もともとそういう考えですか？
藤原
WANIMAを始めた時から、そういう気持ちはありました。音楽をやってる人は、みんないろんな人に聴いてもらいたいんじゃないですかね。“お前ら、聴かなくていいよ”って、最初から思ってる人はいないんじゃないかな。
松本
言うても、目立ちたがり屋ですからね（笑）。
とにかく、今作はもう解き放たれた感じがありますね。
松本
自由ですよね。テーマは曲ごとに違うけど、歌詞は悩みました。メロディーはその場で“今のいいね”というかたちで選んでます。ちょっと違うと思ったら、すぐにボツにするから。
個人的に「いつもの流れ」が大好きで、これもすごくいい曲ですね！ 歌詞が耳に残ります。
松本
歌詞ができなくて、歌舞伎町を5〜6時間歩きました（笑）。歌詞のまま、見たままを歌いました、特にBメロは。好きなスカ系と言うんですか、「昨日の歌」という曲のシリーズ化ですね。これは闘う曲で怒ってる時期だったんですよ。パンクな健太が出た感じです。
藤原
アッパーな曲だから、楽しいですね。やってる側もアガるけど、聴いてくれる人もアガってくれるんじゃないかな。全体的にも歌詞を読みながら聴いてほしい。
西田
歌詞も詰め詰めやし、ライヴでも盛り上がりそうだから、早くライヴでやりたいですね。
あと、「１ CHANCE」は昔からある曲ですけど、今回収録しようと思ったのは？
松本
13曲中2曲ぐらいエッチな曲があったら、ムラムラするやろうと（笑）。この曲はYOUR SONG IS GOODのジュンジュンさんにオルガンを弾いてもらって、前回のデモよりいい感じになりました。
これもバンドとしては新しい試みですよね。
松本
ゆっくりなテンポに他の楽器を入れるのは憧れでしたね。ずっとシンプルなスタイルでしかやってこなかったから。今後もいろいろやってみたいですね。
分かりました。今回の歌詞は不安や切なさと向き合ったものも多い気がしましたが、どうですか？
松本
一曲一曲と向き合う時間も増えたから、純粋に悔しさや切なさに向き合えた気がしますね。だから、いろんなジャンルが好きな人にも届くと思う。それにプラスして、キャッチーさもありますからね。街中で流れても引っかかるかなと。どんな言葉なら引っかかるだろうと考えました。それで思ったのは自分が経験したことしか歌えないなと。
歌詞もリアルに響きましたよ。そして、今回のレコ発ツアーは11月から始まりますけど、最後に意気込みを。
松本
今回の曲たちをどうやって再現しようかなと。どうしたら、お客さんに伝わりやすいかを考えてます。詰め詰めなので、3人のタイム感が合わないとダメですからね。
藤原
タイム感もそうだけど、ツアーは本数も多いので楽しみですね。うまくいけばいいなと。
松本
曲が増えた分、いろいろ練れるなって。今までのセットリストは曲が少なかったから、毎回同じような感じでしたからね。今回は新しいWANIMAを見せられるなと。
ライヴの雰囲気もまたガラッと変わりそうですね。
松本
そうですね。今までだと一気に5曲やったら、すぐにライヴが終わっちゃいますからね（笑）。
藤原
今までのハコより大きくしたところもあるから、チケット取れなかった人も観にこれるんじゃないかな。
西田
セットリストを変えることにしろ、楽しみのほうが大きいですね。また観てくれる人も増えるから、ひとりひとりにちゃんと届けられるようにしたいですね。
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