L→R うらら(Vo)、上口浩平(Gu)

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【Salley】幸せも不安も表現したウエ
ディングソング

3カ月連続配信リリースで勢いがかかるふたりに、第三弾となる「Winding Road」についてのエピソードをたっぷりと熱く話してもらいました!
取材:吉田可奈

配信第三弾シングルとなる『Winding Road』は、Salley初となるウエディングソングですね。

うらら
最初にこの曲のデモを聴いた瞬間に、以前から書きたかった“結婚”についての曲にしようと思ったんです。でも、ただ幸せな曲というのではなくて、結婚と隣り合わせの不安もちゃんと表現したかったんですよね。それに、その不安を口にしなくても、察してあげる男性のやさしさを描きたくて、《着けては外す 指輪はまだ 慣れなさそうだね》というフレーズをあとから付け加えたんです。

そのフレーズが入るだけでグッと印象が変わりますね。

うらら
世の中って、どうしても“結婚=幸せ”という風潮があるし、結婚していたほうが、していない人より幸せというような固定概念があるじゃないですか。でも、絶対にそんなことはないと思うんです。それよりも全ての人が、その人との会話や仕草の中で、“この人は幸せなんだ”と思えるようになっていたらいいなってずっと思っていて。そんな問題提起も曲に散りばめているんです。
上口
男性がこの歌詞を読んだ時に、言葉の奥にあるやさしさや、男性が大切にしなくちゃいけない部分を嫌らしくなく教えてくれるんです。結婚式の時に神父さんの前で永遠の愛を誓う作業って、とても綺麗事のように感じますが、実はすごく大切なことで。その先にある結婚のことだけでなく、相手を思いやる気持ちを教えてくれる歌詞なので、男性にこそ聴いて、読んでもらいたいんですよね。

そう考えると、現代らしいウエディングソングですよね。

うらら
そう思ってもらえると嬉しいですね。この歌詞のように女性を思ってくれる男性が居ればいいんですけど…(苦笑)。
上口
まぁ、世の男性代表として、そうなりたいとは思うけど、なかなかなれないんですよね。そんな人たちに対しても、無理のない感じで、向くべきところに向かせてくれるんです。
うらら
そこはすごく意識したところですね。悲しんでいる人に、“悲しいけど、仕方ないよね”と言うのではなく、”仕方ないけど、悲しいよね”と言えるような曲を歌っていきたいんです。“寂しさも不安も全て受け止めるから、私の前では不安になってもいいんだよ”というメッセージを込めた曲を、これからも歌っていきたいと思っています。

サウンドもすごくやさしくて気持ち良いですね。

うらら
“Winding Road”というタイトルは、ビートルズの「The Long And Winding Road」という曲をイメージして付けたんです。なので、アレンジも、果てしない道をずっと自分が走っているようなイメージに仕上がっていて。その道は結婚だけではなく、人生そのものを表現したものになっているので、音も歌詞もじっくり聴いてもらえたら嬉しいです。

3作連続リリースを終え、2017年はさらなる飛躍の年になると思うのですが、どんなことに挑戦したいですか?

うらら
来年は幅広いジャンルの人たちとライヴをしたり、交流することで新たな刺激をもらいたいと思っているんです。個人的には大好きなアイドルに絡むお仕事もしてみたいと思っているんですよ。そう言えば、この前のラジオで風男塾とハロプロのことを話していたら…(延々と語り出す)

この状況を上口くんはどう受け止めているのですか?(笑)

上口
うららがすごく楽しそうなので、いいんじゃないかと思っています。…個性は大事ですからね(笑)。
「Winding Road」
    • 「Winding Road」
    • 2016.11.30
Salley プロフィール

サリー:2012年に結成。キュートで奔放なキャラクターが魅力のヴォーカルうららと、抜群の楽曲センスを持つ上口浩平からなるポップスユニット。13年5月にシングル「赤い靴」でデビュー。14年4月に1stアルバム『フューシャ』、15年7月には2ndアルバム『エメラルド』をリリース。ラジオ日本のレギュラー番組『Salley’s Studio.』が好評放送中!Salley オフィシャルHP
Salley オフィシャルブログ

OKMusic編集部

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