L→R ko-dai(Vo)、eyeron(Vo)、matty(DJ)

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【ソナーポケット】愛と永遠を信じて
歌い続けた、ソナポケ7年の集大成

2016年9月3日でデビュー8周年に突入したソナーポケット。稀代のラブソングマスターが届ける、真っ直ぐな言葉が詰まったアルバム『ソナポケイズム THE FINAL ~7th Anniversary~』、ソナポケが歌い続けた愛と永遠について考える。
文:フジジュン

永遠なんてあり得ないけど、今、この瞬間だけは永遠を信じたい。08年9月、シングル「Promise」でデビューしたソナポケ。デビュー7周年を祝して今作『ソナポケイズム THE FINAL ~7th Anniversary~』をリリースする。《君にとって 僕にとって 今この瞬間が 永遠に続く愛の証》と始まる「Promise」からスタートする、ソナポケの歴史。今作にはこれまでリリースしてきた24枚のシングルと、6枚のオリジナルアルバムから厳選された全14曲が収録されている。全ての始まりである「Promise」から、「好きだよ。~100回の後悔~」「ai」「君と見る未来。」「キミ記念日 ~生まれて来てくれてアリガトウ。~」といった人気曲が並び、ソナポケの名を世に知らしめた「365日のラブストーリー。」が締め括る今作に、恋愛真っ最中の人はどっぷり浸れて、恋愛と縁遠くなっている人は恋をしたくなり、失恋して愛が信じられなくなっている人ももう一度恋愛してみようと思うはず。
僕が今作を聴いて思ったのは、彼らはどんな時も愛と永遠を信じ、届け続けてくれているんだということだった。2015年の全国の婚姻件数は63万5,000件。これが多いか少ないのかは分からないけど、確実に言えるのは全国に63万5,000件、127万人の恋愛があって、プロポーズがあって、結婚生活が始まるという人生の大きなドラマがあったということ。以前、ko-dai(Vo)がインタビューで、“ひと組のアーティストがプロポーズソングを1個しか歌っちゃいけないという決まりはない”と語っていたことがあったが、確かに恋愛のかたちは十人十色。そこで数多くあるソナポケのラブソングの中から、“これは私たちの歌だ!”と自身の恋愛にフィットする曲を見つけたら、それはきっと人生の大きなドラマを華やかに彩ってくれるBGMになるだろうし、その瞬間だけは《100年先まで愛してます》(「100年先まで愛します。」)とか、《二人いつまでも》(「二人いつまでも」)とか、《365日 全ての日々を君と居たい》(「365日のラブストーリー。」)とか、“永遠”を信じることができるだろう。ひとりでも多くの人に自分たちの歌が届き、ひとりでも多くの人に幸せになってもらいたいと本気で願い、ソナポケは愛と永遠を信じて歌い続けてきたんだと思う。
さて、気になるのはアルバムタイトルに付いている“THE FINAL”という意味深な言葉。これは7周年を迎えたソナポケがこれまでの集大成的作品をリリースして、ひとつ何かに終止符を打って、次のステージへと足を進めようとする気持ちの表れなのだろうか? 今作には収録されていない最新シングル「Rain」についてインタビューした際、“自分たちの中での位置付けとして、このシングルは新章の幕開けという意味もある”とmatty(DJ)が語っていたが、今作を経ての次回作に“新章”の意味がより明確に見える何かがあるかもしれない。2017年のソナーポケットにも大いに期待したい。
『ソナポケイズム THE FINAL ~7th Anniversary~』2016年12月21日発売徳間ジャパンコミュニケーションズ
    • 【初回生産限定盤(DVD付)】
    • TKCA-74470 3241円
    • 【通常盤】
    • TKCA-74471 2315円
ソナーポケット プロフィール

ソナーポケット:共感度200パーセントの稀代のラブソングマスター。2008年9月にシングル「Promise」でメジャーデビュー。ロック、ヒップホップ、レゲエとルーツの異なる3人が生み出す極上のポップミュージックは老若男女問わず幅広い人々の心を鷲掴みにする。身近なモチーフを散りばめながら、リアルな恋愛模様を歌ったソナポケならではの世界観は、恋愛問題に敏感な女性たちを中心に熱烈に支持されている。ソナーポケット オフィシャルHP
徳間ジャパンコミュニケーションズ
ソナーポケット オフィシャルTwitter
ソナーポケット オフィシャルブログ
Wikipedia

OKMusic編集部

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