L→R 輝喜(Dr)、カノン(Ba)、みく(Vo)、takuya(Gu)、ゆうき(Key)

L→R 輝喜(Dr)、カノン(Ba)、みく(Vo)、takuya(Gu)、ゆうき(Key)

【アンティック-珈琲店-】等身大の愛
を届ける、これが僕らのラブ・ソング

メジャー1stアルバム『ラフ・ソング』はデビューから1年半の集大成。インディーズでの豊富なキャリアに新天地での経験が加わった結果、かつてなくバラエティー豊かな楽曲群にラブ&ピースなメッセージがこもった必聴盤となっている。
取材:清水素子

やっぱり気になるのがタイトルなのですが、あえて“ラフ・ソング”なんですよね? “ラブ・ソング”ではなく。

みく
はい。“ラブ・ソング”に勘違いさせたくて、あえてカタカナ表記にしたり、真ん中に点を入れてみました(笑)。出来上がってみると、全曲通してラブ・ソングだなぁと思ったんですよ。それで大切な人に向けて“君が笑ってくれるなら僕は幸せだ”と歌っている「ラフ・ソング」を表題曲にしたんです。「ラフ・ソング」の“ラフ”には“laugh(=笑う)”と“rough(=着飾らない)”というふたつの意味があって、つまり“等身大のラブ・ソング”っていうことなんですよね。あとは正直、照れ隠しもあります。“ラブ・ソング”にしなかったのは(笑)。

表題の「ラフ・ソング」は不思議な曲ですよね。シンフォニックであると同時にロックでもあって、アンカフェの持つ要素が非常に上手く詰め込まれている。

takuya
確かに。収録曲の中では最後のほうにできたこともあってか、すごく集大成みたいな曲になりましたね。なので、メジャーデビューしてから学んだものをしっかり詰め込みたいなと、ギターソロも起承転結を意識したり、勢い任せではなく緻密に考えながら弾きました。
輝喜
隙間なく音が詰め込まれていて、そこは大島こうすけさんとのアレンジ作業によるところが大きいですね。アウトロの激しいドラムとか、自分だけで考えたらああはならない。
みく
歌詞でも大島さんと一緒にバンドをやっている伊織さんから、女子目線のアドバイスをいただいて。ちゃんと“君”を理解した上で引っ張っていくスタンスで書いていきました。あとは、いろんな人に伝えようと思って歌詞を書くようになったせいか、昔の曲に比べて“君”の姿が限定されなくなった気がするんです。その分、言葉選びが難しくて、歌詞を書くのに時間がかかるようになっちゃいましたけど(笑)。

おかげで、どんなリスナーでも感情移入しやすくなりましたよ。みくさん作曲の「Spring Snow」に出てくる《恋は降り続いてるか?》というサビの歌詞も素敵だし、情景の美しさや気持ちの深さが浮かびます。

みく
嬉しいですね。その比喩表現は分かりにくいんじゃないかというスタッフの意見もあったんですけど、僕、そこは譲れなかったんです。曲は明るい中に儚さというか、歌謡曲みたいなものが出せたらいいなぁと考えて作っていきました。
ゆうき
その切なさが僕、個人的に大好きで! イントロから出てくるキラキラしたシンセの音も聴いていて心がほころぶというか、幸せな気持ちになれるんです。

さらに驚かされたのが、中盤に並ぶカノンさんの曲の多彩さで。ファンクな「JUMBO」にアコースティックな「似た者同士」なんて、とても同一人物の曲とは思えません!

カノン
去年1年いろんなアレンジャーさんとお仕事させていただいたおかげで、いろいろアイデアが沸いたんですよ。例えば「涙より重いWAR」はベースで弾きたいフレーズってどんなだろう?とベースから作ったり、「JUMBO」だったらギターのディレイを使って賑やかな感じにしようとか。まぁ、結局ディスコになってディレイは入ってないんですけど。
takuya
今、初めて知った(笑)。でも、ああいうファンクギターは大好物なんで、ブラスも入って本格的にやれたのは嬉しかったですね。7曲目の「恋するサンタクロース」は一昨年にサンリオピューロランドさんとタイアップした時、俺が作った曲なんですが、クリスマスソングということだったから、温かい曲にしたかったんですよ。
輝喜
壮大な仕上がりで音も新しいし、個人的にも好きな曲ですね。1曲目にはメジャー1stシングルの「千年DIVE!!!!!」を置いたんですけど、改めてこんな曲が作りたいと思ったんですよ。大黒摩季さんと徳永暁人さんにご提供いただいたロックかつポップな曲で、僕ら自身大きな影響を受けたから、自分たちでも作れるようになったら素晴らしいなと思って。
カノン
俺はアルバムができたことで新たなアイデアが見えたから、今度はここにないものを作りたいです。

メジャー1stアルバムということで、ある意味デビューから1年半の集大成でもありますよね。

みく
個人的にもすごく試行錯誤した1年半だったので、一曲一曲歌い方も違うんですよ。声が出ていても感情が入っていないものはOKが出ても録り直したり、とにかく想いを届けたかったんですよね。初回限定盤では「熱くなれ」と「スマイル一番イイ♀」を英語で歌ったバージョンも入っているので、海外のファンにも届けばいいなと。
ゆうき
すごく気に入ったアルバムが完成したから、ライヴでの光景を早く観てみたいですね。アルバム曲の振り付け動画もアップするので、それを観てから来ていただくと、よりいっそう楽しめるかと。アルバムのタイトル通り、ライヴが終わってもずっと笑顔でいられるような幸せな時間を届けたいんですよ。僕とtakuyaの加入10周年を記念して、この5人での初ライヴを5月に原宿アストロホールで再現するんですけど、あの頃はステージに上がるのが怖くてカフェっ仔(ファンの愛称)のおかげで笑顔になれたから、今度は僕が笑顔にしたいです!
takuya
当時は“とにかくやるしかない!”って感じだったもんね。個人的に今年の目標は大人なギターを弾くことなので、一曲一曲の世界観を引き出していきたいと思います。
輝喜
東名阪の3本しかないんで、これが20本30本あるツアーの最後の3本くらいのつもりで、先に自分で仕上げておきたいですね。そうでないと自分が後悔しそう。
みく
僕は日常の鬱憤を忘れられるような、非日常の場所にしたいですね。ただ吐き出すのではなく、カフェっ仔と一緒に共感できるライヴにするために、自分の全てを投入していきます。
『ラフ・ソング』2017年02月22日発売White Café/Being
    • 【初回限定盤(DVD付)】
    • JBCW-9001 4800円
    • 【通常盤】
    • JBCW-9002 2800円
アンティック-珈琲店- プロフィール

アンティックカフェ:2003年に結成。これまで二度の日本武道館公演を行ないインディーズシーンで勢力的に活動。大規模なワールドツアーも開催し海外でも高い人気を誇る彼らは15年8月、さらなる野望を胸に「千年DIVE!!!!!」で華々しくメジャーデビュー。そして、17年2月にメジャー1stアルバム『ラフ・ソング』をリリース! アンティック-珈琲店- オフィシャルHP

OKMusic編集部

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