取材:土内 昇

EGG BRAINに対して迷いがない

結成されて1年半、若狭くんが加入してから約1年というバンドなのですが、今回、フルアルバムがリリースされるということは、もうバンドとして固まったということですか?

ジョーイ
状況が一気に変わったし、3人が向く方向もひとつになりましたね。

アルバムを聴いて印象的だったのが、疾走感があってポップでメロディックなところでした。そこが個性だと思うのですが、曲を作る時もそういうことを意識して?

ジョーイ
意識っていうか、単純に3人がカッコいいと思うものってことだけですね。
田畑
狙ってキャッチーにしてるわけじゃなくて、自分たちが作りたいように作る…結果、それが僕たちのカッコいいものになるんですよ。ジョーイに一回歌ってもらって、それを僕らはお客さん目線で聴いて、“あそこはこうした方がええな”っていうファーストインスピレーションでアレンジするっていう感じです。ジョーイが作ってくる原曲って、すぐに受け入れられる…パッと聴いただけで好きになるんですよ。それをいかに僕らふたりが膨らますかってことは意識してますね。
若狭
やっぱりパッと聴きのメロディーって大事ですからね。僕は洋楽をあんまり聴かないんですけど、そんな僕にでも英詞であっても入ってくるメロディーというか。あと、盛り上がるもの…ライヴをしている絵が想像できて盛り上がれるものが、僕らにとってカッコいいものですね。そういう意味では、“ライヴで盛り上がる”っていうことを意識してるかもしれない。

では、アルバムの曲順もライヴの曲順のようにした?

若狭
逆にライヴと一緒にはしたくなかったんです。でも、ライヴでの流れを大事にしたいっていう気持ちもあって…。
ジョーイ
これは悩みましたね。1曲目から最後まで聴いて、また1曲目から聴きたくなるような流れにしたかったし。

歌詞カードに訳詞が載っていることにも気になったのですが、やはり歌詞の内容も知ってもらいたくて?

ジョーイ
そうです。やっぱり英語だと意味が分からない人もいるだろうから。日本語の詞を読んでもらって、それから英詞を見ると捉え方が変わるかもしれないし、それによって聴いた印象も違ってくるかもしれないんで、これは3人全員の意見ですね。

思い通りのアルバムが完成して、現在のバンド内のテンションも高そうですね。

ジョーイ
真っ直ぐですね。EGG BRAINらしいものが作れた…疾走感があって、キラキラしてる。そういうものを感じてもらえればうれしいですね。結成から1年半の経験が詰め込めたし、テンションは高いです!
若狭
3人が同じ方向を向けている実感もあるし、音楽っていうか、EGG BRAINというものに対して迷いがないですね。自分らが好きでやってきたものが、そのままEGG BRAINというバンドの色になって、それがアルバムに入ってるんで、いろんな人に聴いてほしいですね。
田畑
ジョーイとは高校の1年生の時からコピーバンドを一緒にやってて、オリジナルを作るようになってという今までのEGG BRAINの歴史と、自分個人の歴史…3歳ぐらいから音楽を始めてから今に至るまでの、約22年間の全てのものが込めれたかなって思います。自分の人生経験や音楽で得た経験が込めれたというか。2枚目は今以上のテンションで作れる確信もあるんで、モチベーションもかなり高いですね。
EGG BRAIN プロフィール

エッグブレイン:洋楽的ながら日本人の耳にも入り込んでくるキャッチーなメロディー、ライヴで盛り上がること必至のエモーショナルなポップサウンドをモットーに大阪、神戸を中心に活動中の3ピースバンド。 EGG BRAINオフィシャルサイト

OKMusic編集部

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