清春、4時間にわたるカウントダウン
ライブにファン熱狂

この公演は、昨年12月23日の横浜Bay Hallから始まった約3年ぶりとなる全国ツアー「TOUR 天使の詩 2015『21』」の2本目。

場内が暗転し、SEが流れるとともに観客が前方になだれ込み、ステージに登場するメンバー達を拍手と歓声で迎えた。清春が颯爽と舞台中央に歩み出て、「JUDIE」「ベロニカ」と立て続けに披露すると会場は早くもヒートアップ。



MCでは、「全国でたくさんカウントダウンライブがある中、よく選んでくれました。ソロでは意外とやってないので、楽しみにしていました」と話し、3月30日に発売されるニューアルバム『SOLOIST』からの楽曲を中心に畳み掛けていく。

本編中盤では、「rally」「アロン」「ゲルニカ」をプログレ形式で披露。特別な夜を彩る趣向に場内は沸いた。各楽曲のクライマックスで、マイクを通さず“生の声”を響かせる清春に、無数の熱い視線が送られていた。

本編終盤で、「confusion」を歌唱したあと、「星座の夜」のイントロを少し奏でたところで、清春が演奏を中断。「あと19秒!」と叫んだ彼に歓喜の表情で応えるオーディエンス。唐突かつ幸福なカウントダウンが始まった。



そして、「HAPPY NEW YEAR! 大阪! おめでとう! 間に合った(笑)。2016年も一緒に歌ったり、楽しんだり、泣いたり、とにかく付いてきてください。そして、一緒に飛ぼう!」と観客に告げると、2016年の1曲目として「SLIDER」を披露した。

「COME HOME」で本編を締めくくったあと、3度にわたるアンコールでは、ハイライトの連続。この夜に初披露されたニュー・アルバム収録予定の新曲や、ソロでは久しぶりの「SANDY」「マークはバタフライ」など、清春の唯一無二のパフォーマンスに観客は酔いしれた。

最後に「今年も一緒に、ぜひ、僕と過ごしてください。多分、イイ気持ちになれます! いつか皆の中の“スタンダード”になれる曲をひたすら作りたいと、今の清春は思っております」と彼らしい独特の言い回しで、約4時間におよんだカウントダウンライブを締め括った。

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