平成最後の夏を燃焼させるキラーチューン5曲
「恋に焦がれて鳴く蟬よりも鳴かぬ蛍が身を焦がす」という都々逸をMacBook Proが予測変換で出してきたのでちょっと驚いている今日この頃ですが、初夏の苺をジャムにして、夏至の真夜中に赤シソのシロップをこしらえて、水色の空と赤橙の夕焼けの境目をぼんやり見つめている間に梅雨も終わり、いよいよ平成最後の夏の幕開けです。夏休みという贅沢な時間と無縁になっても、暴力にも似た日差しから逃げ惑うように影を追いかけ続けても、満員電車で見ず知らずの他人の汗の感触に辟易しても、昼の長さが変わるごとに途方もない寂しさが肺の奥に積もるので、やはり夏という季節は抗いがたい魔性を秘めているようです。今回はそんなうら寂しさの予感を焼き尽くす楽曲を紹介します。