【レポート】天候に翻弄された<朝霧Jam'18>、神がかるライブとキャンプ・イン・フェスの意義
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2018年の<朝霧Jam>は、この上なく濃厚な時間となった。大自然に囲まれた解放感あふれるロケーションのなかで、音楽ファンがうなる洋邦交えたアーティストが次々と名演を披露するのがこのフェスの光景だが、今年の肝と言えば、台風25号が接近した影響で天候が激しく変動していったことだった。アーティストも含めて、会場にいた全ての人がそれに平等に(良くも悪くも)翻弄されまくったと言える。フェス終了後に参加者からは、「朝霧Jamの余韻と疲労が残っている」といった声がSNSにいくつも投稿されていたことが象徴的だ。紛れもなく、あの10月6日(土)&7日(日)は、日常生活では到底味わうことができない体験ばかりだった。
本稿では、日本におけるキャンプ・イン・フェスの元祖的存在=<朝霧JAM - It's a beautiful day>のそんな1泊2日の模様を、じっくりとレポートしていく。こうして振り返ってみても、すべての瞬間が鮮烈に思い起こされる。