ロイヤル・オペラ『フィガロの結婚』~現在の私たちの社会に吹く“多様性”の旋風を先取りしていたモーツァルト/『英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン2022/23』第11弾
英国はロンドンのコヴェント・ガーデン、ロイヤル・オペラ・ハウス(ROH)で上演された、ロイヤル・オペラ、ロイヤル・バレエ団による世界最高峰のオペラとバレエを、特別映像を交えてスクリーンで体験できる人気シリーズ「英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン2022/23」。その第11作目は、モーツァルト作曲『フィガロの結婚』(指揮:アントニオ・パッパーノ 演出:ディヴィッド・マクヴィカー)だ。2023年7月7日(金)より、1週間限定にて全国公開となる。ここでは、家田 淳氏(演出家・翻訳家 洗足学園音楽大学准教授)の解説とともに、本作の見どころを紹介しよう。