松尾和子

1960年代後半から70年代にかけて数多くの名曲や流行歌、CMソングを生み出し、今も現役作詞家として活躍している日本を代表する作詞家・山上路夫。作詞家活動60年の間に発表された作品集『山上路夫 ソングブック－翼をください－』が3月13日に発売されることが決定した。 「作詞家生活60年を超えて集大成アルバムができるなんてなんと素晴らしく、幸せなことだろう」山上路夫 本作は赤い鳥「翼をください」、佐良直美「世界は二人のために」、由紀さおり「夜明けのスキャット」、ガロ「学生街の喫茶店」、小柳ルミ子「瀬戸の花嫁」、アグネス・チャン「ひなげしの花」、梓みちよ「二人でお酒を」、ゴダイゴ「ガンダーラ」(共作)他、誰もが知っている国民的大ヒット曲。お茶の間を沸かせた『忍者部隊月光』『チビラくん』『水戸黄門』『非情のライセンス』『ベルサイユのばら』などのTVドラマ、アニメのテーマ曲。「明治マーブル・チョコレート」「不二家チョコレート」「日産チェリー」「日産スカイライン」などのCM曲など初商品化を含む全120曲をCD5枚に収録した作品集。 また山上路夫自身が語る作品への思いや、監修・濱田髙志による楽曲解説を掲載した170ページに及ぶ豪華ブックレットが封入され、山上路夫の集大成と呼ぶにふさわしい内容となっている。 名曲「翼をください」の作曲家でありザ・タイガース「廃墟の鳩」、ガロ「美しすぎて」、トワ・エ・モワ「或る日突然」他、多くの作品を山上路夫と共に作った長年の盟友・村井邦彦からもコメントが届いた。

12月29日（金）19:00からBSテレビ東京にて放送される「武田鉄矢の昭和は輝いていた」2時間スペシャルは、ムード歌謡の先駆け・日本ビクター特集をお届けする。 番組ではこれまで日本の歌謡界を牽引してきたレコード会社各社にスポットを当ててきたが、今回取り上げるのは、「ビクターレコード」。昭和2年にアメリカが「日本ビクター蓄音器株式会社」を設立、国内2番目の外資系レコード会社としてスタートしたビクターの歴史を紐解く2時間スペシャル。 最初のヒット曲、佐藤千夜子「波浮の港」を皮切りに、二村定一「君恋し」、佐藤千夜子「東京行進曲」を立て続けにヒットさせ、洋楽クラシックだけでなく、流行歌の分野でも他社を圧倒し、レコード業界のリーディング・カンパニーに踊り出た。そこにはどんな戦略があったのか。 そして、忘れてはならないのが、ビクターの専属作曲家・吉田正。（※吉は土に口）「有楽町で逢いましょう」「東京ナイト・クラブ」「誰よりも君を愛す」などのムード歌謡から青春歌謡、リズム歌謡など、あらゆるジャンルで名曲を生み出した吉田の功績とともに、数々のスター歌手を世に送り出した「ビクターレコード」の魅力とヒットの法則に迫る。

左から：徳光和夫、おかゆ、森恵、椎名佐千子、石原詢子、三山ひろし、竹野留里、田中あいみ、ゆあさみちる、山西アカリ、新浜レオン（ⒸBSテレ東） 11月10日（金）BSテレ東にて放送される「徳光和夫の名曲にっぽん」に石原詢子、三山ひろし、山西アカリ、新浜レオン、椎名佐千子、森恵らが出演する。