飾らないTHEティバの魅力。闘争心をバンドの爆発力に | Newave Japan #52
“このバンドはどこにも属さない、だからどこにでも行ける”という、明智マヤの言葉が全てだろう。“カナダからやってきたバンド”というチャーミングなプロフィールには、海の向こうのインディロックへの憧憬と、自分達の音楽が世界の至るところで聴かれることへの無垢な期待が表れていたように思う。羽が生えたように広がっていくメロディと、楽曲のスケールを担う包容力のあるドラム、そしてさり気なく心の中に浸透していく柔らかい歌声。世界が恋に落ちるような音を鳴らすのは、もしかしたらこんなバンドなのかもしれない。